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mother-line@福島県飯舘


飯舘村は、震災の原発事故で避難を余儀なくされていましたが、 昨年3月末に避難指示が解除されて、 村民の皆さんは我が家に戻ることが出来るようになりました。 とは言え、すべての住民が戻った訳でもなく、 子供達はまだ住むことが出来ず避難先から通学しています。 農地は手入れ出来ず雑草が生え放題で、 山積みされた除染土壌にはカバーが掛けられたまま。 多くの問題や心配が解決されていないところのひとつ、飯館村に、 mother-lineは、集まってくださる皆さんに会いに行ってきました。

出来て間もない「ふれ愛館」。 設備の整った平屋建てです。

 

朝採れの新鮮な野菜を沢山ご用意くださって、活用させていただきました。

 

食を考える会のお母さん方皆さん、 やる気満々で積極的にお手伝いくださいました。 関西人の私のツッコミにめげることなく(笑)

陽気で明るく、笑い声の絶えない、 楽しい準備時間でした。

 

鰻の蒲焼きを巻き込んだ海苔巻きに、 巻き方アドバイスをし始めたら 皆さん興味津々、どころか、 巻きたい!巻きたい!と、 皆さんに巻き方を体験してもらう

海苔巻き教室が始まってしまいました。

 

巻けたら次は切り方ですよ~、と、 切れない包丁でも ちゃんと切れるようになるコツを伝授。

力任せにせず、急がずゆっくり。

まずは丁寧に。

そんなところから始めていただきました。 巻くのも切るのも、皆さん真剣。

さすが食を考える会のお母さん方です。

 

何はなくともこれです。

mother-lineの隊長である、 銀座の天冨良いわ井の天ぷらです。

飯舘のお野菜、かぼちゃ。 そして夏野菜の代表格とうものこしのかき揚げ。

 

きれいに整列した、 鱚~ きす~ キス~♪ (ここは是非ともシャングリラのメロディーで)

衣が薄づきで身がしっとりほろほろで。 私はもちろん熱々をつまみ食い~♪

 

岩手県出身の岩井さん。 ずんだ和えはお手のもの。

飯舘で育った茄子といんげんが つぶつぶ感を残した枝豆衣で和えられています。

 

今回は銀座のフレンチ、 ル ボーズの青木シェフが

参加してくださいました。

ローストビーフです! 肉と言えば牛のこと。 …の、関西人グー。 飯舘の皆さんに食べていただくために 青木シェフが腕を振るってくれた、

…んだけどぉー。

美味しかった…❤

 

日本語に訳すと 「尼さんのおなら」って言うんです。

修道女がおならをしてしまって、 ビックリしてシュー生地を油に落とした。 …と言う説が。

ま、説はともかく、揚げシューですな。

かぼちゃを生地に練り込んだ、

おやつというかスナック菓子というか。

やめられない止まらない。です。

 

そして、ここからは私の担当料理。

福島は桃の産地として有名どころですので、

取れたてのきゅうりと共にサラダにしました!

桃をサラダに?!と、驚かれましたが、

切って混ぜるだけ、の手間要らずと、 甘さを活かした塩気が、好評でした。

 

トマトとバジルを 梅肉ドレッシングで和えるだけ。 時間と共に出てきた汁は、 パスタソースにもなります。 …と言うアドバイスを 皆さんにするのを忘れてしまった!

 

蒲焼きのタレ味に炊き込んだごはんに、

黒ごまをふって青じそを並べ置き、 鰻の蒲焼き、卵焼き、きゅうりを芯にして、 巻き込む。

海苔で巻くけど寿司ではない。 ま、キンパみたいなもんかなー。

冷めても美味しいので、お弁当にも。

余るのを見越して沢山巻いたので、 皆さんウキウキとお持ち帰りです。

 

福島県の川俣シャモをたこ糸で成形。

たこ糸を巻き付けるのは出来るけど、

きれいに巻けない。

そんなお悩みに応えて、 これまた巻き教室。

何度でもやり直し出来るので、

何度もやり直して、

きれいに巻けました(^_^)V

 

ガスコンロではなく、 IHクッキングヒーターだったので 使い慣れていなくて、

なぜだか電源が切れていて、 それに気がつかず煮込みが出来ていない!

…と大慌て(^_^;)

なんとか炊き上がり、 青木シェフが熱いのを我慢しながら 切りに切りまくってくれたおかげで、 食事タイムに間に合いました。

 

地元のお母さん自家製の梅酒を ダバダバ入れて炊いているので、

梅酒の香りと酸味が良い感じ。 まさに塩梅です。

 

水分気のあるスイーツがあってもよいかも、と、

勝手に1品増やしちゃいました。 つい増やしちゃうのはいつものことなので、 予定外、想定外と言いながら、 ちゃんと立て札も作ってくれました~(^_^)V

フレンチローストの珈琲ゼリーに ホイップクリーム&トッピングチョコ。

チョコは珈琲ビーンを使いたかったけど、 探す時間が無く、レーズンチョコで代用。

 

天ぷらを揚げ終わった岩井さんが、 お運びボーイ!

 

ビュッフェスタイルで お好みの料理を取ってもらうのが、 ここのところのmother-lineスタイル。

ニコニコと、ワイワイと、 会話を楽しみながら。

ごちそうを前にして、皆さん笑顔です。

 

少しずつ取って、 お皿が空っぽになればまた取り。

何度も行ったり来たり。

満腹は口福。

そして口福は幸福です。

 

手伝ってくださった皆さんと、 はい、チーズ!

お疲れさまでした!

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