
麻布十番の総本家更科堀井さんの 創業230年式典がありました。
江戸東京野菜と蕎麦の会で お世話になっている関係で、 ご招待をいただきました。
八代目、九代目、主賓のご挨拶に続き、その方々による鏡割り。



軽い立食かと思っていたら、着席でした。


「煮貫冷やおろし」 1643年刊「料理物語」の 蕎麦つゆが再現されています。
濃い味のつゆでした。

「江戸料理盛り合わせ」
左上から時計回りで、
★丁半汁
★アサリ剥き身切干し
★竹虎、雪虎
★鮎蓼すし
★しんじょうの湊揚げ
★卵焼き

昔は更科の名物料理だったという 「伊勢海老の天ぷら蕎麦」
江戸時代の蕎麦屋の天ぷらは、
小麦粉に種類はなかったので 天ぷら衣には地粉を使い、 ボッテリと厚づきにして揚げ置きし、
しっかり油切りしたものを
つゆに浸けて汁をたっぷり吸わせたそうで、
それを再現。
ひとり1尾!
こんなの初めて! そして最後でしょう(T-T)

「更科の夜明け」
更科粉を使った練り生地に 人参羹を埋め込んで日の出を表しました。
これ、以前にグーが考案した甘味なんです。
堀井さんがとても気に入ってくださって、 式典の時に使いたいと。
もちろん喜んで♪

蕎麦猪口はお土産にお持ち帰りです。
今月には日本橋高島屋に出店で、 来年にはニューヨークに出店だとか。
勢いに乗っている更科堀井さんです。

式典後、お茶でも、と、 お誘いくださってご一緒させていただいた 江戸ソバリエ協会のほしひかる氏と 江戸料理「なべ家」の福田浩氏。
重鎮同士のお話が とてもとても興味深く為になったという おまけ付き❤でした。