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塗椀の赤と黒


夫婦ものにあるお茶碗やお湯飲みは大きさが違いますね。 じゃ、お椀は?と言うと…。


外も内も赤なのが男椀で、外が黒で内が赤なのが女椀。

外が赤いのが女椀で外が黒いのが男椀だと思っている人多いと思いますが、違うんですよ。


漆塗りの場合、黒よりも赤の方が位が高いそうで、それで赤が男になったとか。


でも、これは人の手できちんと塗られた椀の場合であって、 プラスチックではあり得ないですね。


下地が木で漆をかけてある椀は、熱い汁を入れても外側は熱くない。 だからちゃんとした持ち方が出来る。 プラスチックは熱くなってしまうからちゃんとした持ち方が出来ない。 そして行儀が崩れる。悪くなる。


本漆は塗り直しが出来て孫子に代まで使い続けることが出来る。 でも高価で扱いは雑に出来ない。 プラスチックは色々な彩りを楽しめ、色々なデザインが楽しめる。 安いし割れないし、と、重宝もする。


漆とプラスチック、どちらが良い悪いではないけど、

漆は英語でjapanとも言うらしいし、最近ではurushiで通じたりもするらしいのだから、 機会があれば身近に使ってみてほしいな~。 ちなみに我が家では、お客様の時もこの椀を使い、

男性には赤、女性には黒でお出ししています。

ま、これだけですね、我が家の男女格差は(笑)



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